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アンケートをとってみた「ひなまつり」(2024年)

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「ぐるっぱ」では、年間催事についてのアンケートを取っております。その結果の一部を記事にして公開しております。今回は「ひなまつり」(2024年)についてのアンケート結果をご紹介いたします。是非ご覧下さい。

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そもそも「ひなまつり」とは?

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(画像出所:photo AC)

ひなまつりは、五節句(1/7人日・七草の節句、3/3上巳・桃の節句、5/5端午・菖蒲の節句、7/7七夕・笹の節句、9/9重陽・菊の節句)の一つである上巳の節句にあたり、桃の節句とも呼ばれています。
上巳に川で身を清めるという古代中国の風習が日本に伝わり、草や藁などで作った人形に穢れや災いを移して川や海に流す風習と混ざり合ったと言われています。
平安時代に紫式部が著した源氏物語には「天児(あまがつ)」という人形が登場しますが、これは子どもの身に降りかかる災いを代わりに受けさせる身代わりの人形です。また、天児と同様の目的で「這子・法子・鉾(ほうこ)」という人形も作られ、天児や這子は室町時代の立雛の起源となりました。
江戸時代前期には、女の子の健やかな成長と幸せを願う「ひなまつり」が資料に現れはじめ、立雛は寛永雛(17世紀前半頃)、享保雛(18世紀前半)、次郎左衛門雛(18世紀後半)、有職雛(18世紀後半)、芥子雛(18世紀終盤)、古今雛(19世紀前半)というように形を変えていき、この古今雛が現在の雛人形の原形となったと言われています。

ひなまつりのお祝いをした人は約3割

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ひなまつりのお祝いをした人は全体では約3割となっています。
50代に向かい段々と実施率が下がっていますが、お子さんが年頃まで成長したり、巣立ったりした結果だと考えられます。
60代以上になると50代より実施率が上がっていますが、これはお孫さんのお祝いだと考えられます。
なお、何歳までひなまつりを祝いたいか訊いたところ、ひなまつりのお祝いをした人の2/3が「何歳になってもやりたい」と回答していました。

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ひなまつりにした事は?

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「雛人形を飾った」が約6割の回答率で第1位でした。
ひなまつりのお祝いには雛人形が付き物だと思っておりましたが、思いの外、雛人形を飾る人は多くはありませんでした。
住宅事情が昔と違い、雛人形を飾る場所も収納する場所もないのだと思います。
片づけるのも面倒ですしね。
雛人形のお供えとしては、ひなあられが圧倒的1位。人気キャラクターがパッケージにプリントされた商品が複数見受けられ、ひなまつりのお供えとか関係なく、お子さんが欲しがりそうです。
お供えの次点は菱餅ですが、菱餅の回答率は高くはありませんでした。ネット検索すると、「菱餅って、いつ・どうやって食べるの?」という意味合いのタイトルのWebページが多数見受けられました。いつ、どうやって食べて良いのか分からないから買わないという感じでしょうか。
菱餅を食べるタイミングは3月3日以降、調理方法は各段を剥がしてから焼く・煮る、角を手でちぎってから食べると「角を立てずに生きる」という意味となって良いそうです。
ちなみに菱餅を食べる意味には諸説ありますが、長寿祈願(菱の実を食べて千年生きたという仙人の話にちなんで菱形)、米に宿る穀霊の力が凝縮された餅を食べることで力を取り込む、赤(魔除け)・白(子孫繁栄と長寿)・緑(魔除け)という色の持つ力、雪(白)の下に新芽(緑)が芽吹き、桃の花(赤)が咲く春の情景を表していると言われています。

ひなまつりらしさのあるものを食べたか?

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ひなまつりのお祝いをした人、していない人、全員に向けて「ひなまつりらしさのある物を食べたか?」質問したところ、「はい」と「いいえ」が半々くらいでした。ひなまつりのお祝いをした人が3割だったことを考えると、ひなまつりを祝わずとも行事食は食べるようです。行事食を食べるというより、季節感を味わうといったところでしょうか。
なお、何を食べたか尋ねたところ、「ちらし寿司」が圧倒的1位で、「桜餅」、「ひなあられ」、「スイーツ」、「はまぐりのお吸い物」という順に回答率が高くなっていました。
スーパーのチラシに大きく掲載され、ひなまつり当日も店頭に豊富に並ぶ「ちらし寿司」は、思わず手に取ってしまいますよね。

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ひなまつりらしさのある飲み物を飲んだか?

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ひなまつりらしさのある飲み物を飲んだという人は1割程度と、上述の食べ物と比べて低い回答率でした。
ひなまつりの飲み物としては「白酒(しろざけ)」があります。白酒は、味醂や焼酎などに蒸米と米麹を混ぜ合わせ、熟成させた後に軽く磨り潰して造る白く濁ったお酒で、とろみのある舌ざわりと甘い味わいが特徴です。古代中国では、ひなまつりのルーツとなる上巳の節句に、魔除けや長寿の力を持つ桃の花を浸した「桃花酒」が飲まれていました。桃の花が引き立つ色合いであることから桃花酒に白酒が使われるようになり、ひなまつりに白酒を飲む風習へと繋がりました。ただし、白酒はアルコール度9~10%程度ありますので、子供が飲むことはできません。そこで、白酒の代わりに甘酒を飲むようになりました。
ちなみに、何を飲んだかという質問の回答は以下となります。

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今回使用したアンケート


今回の記事は以下のアンケートを元に作成しました。

出所:食の総合情報サイト ぐるっぱ(https://www.guruppa.jp/
アンケート名:【女性限定】雛祭りについてのアンケート2024
調査方法:インターネット調査
調査対象:日本全国 女性
調査期間:2024年3月5日~3月11日
有効回答者数:1,099人

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いかがでしたか? アンケート結果を見ると、驚きや新たな発見がありますよね。
ぐるっぱ事務局では、今後も定期的に食や生活にまつわるアンケート結果を掲載していく予定です。
なお、本記事に掲載されているグラフは、「食の総合情報サイト ぐるっぱ」より転載した旨をご記載下されば、有償提供される物への使用を除き、個人・法人問わず無料でご利用頂けます。
最後までご覧下さり有難うございます。次回も宜しくお願いします。