

アンケート事例「節分」2025
「ぐるっぱ」では、年間催事や旬の食・酒についてのアンケートを取っており、結果の一部を記事にして公開しております。今回は「節分」についてのアンケート結果をご紹介いたします。是非ご覧下さい。
節分らしいことをするか?
恵方巻を食べたり、豆まきしたり、ひいらぎ鰯を飾ったり等、節分らしいことをするか質問したところ、「はい」と回答した人は54%でした。
「いいえ」と回答した方に理由を尋ねたところ、「興味がない・習慣がない・必要性を感じない」(46%)、「豆まきを喜ぶような幼い子と同居していない・老夫婦二人暮らし・一人暮らし」(29%)、「面倒くさい」(13%)といった回答が多数を占めていました。
恵方巻を食べるか?
節分らしいことをすると回答した930人を対象に、恵方巻を食べるか質問したところ、8割の方が恵方巻を食べると回答しています。
地方別に見てみますと、近畿・中国・四国が9割を超えていました。大阪発祥なだけあって、西日本の恵方巻喫食率は高いですね。
恵方巻は手作りする?それとも購入する?
恵方巻を食べると回答した764人を対象に、恵方巻を手作りするか、購入するか質問したところ、7割の方が「購入」と回答しました。
節分が近くなると恵方巻を掲載したチラシが配布されますし、当日は店頭に沢山並んでいますので、買いたくなりますよね。
どこで恵方巻を購入するか?
恵方巻を購入すると回答した546人を対象に、どこで恵方巻を購入するか質問したところ、76.7%の人がスーパーと回答しました。
日頃から頻繁に利用する業態だけに、当然の結果と言えますね。
2番手には百貨店がつけています。ぐるっぱ事務局のすぐ近くにも百貨店がありますが、敷居が高くて利用する機会はあまりありません。6.2%と選択率は決して高くはありませんが、2番手につけているのは意外でした。どんな方が利用しているのか年代別に見てみますと、60代・70歳以上といった高齢の方が多く、逆に29歳以下・30代は0となっていました。
いくらの恵方巻を購入するか?
恵方巻を購入すると回答した546人を対象に、いくらの恵方巻を購入するか質問したところ、「401~600円」(29.9%)という回答が最も多く、次いで「400円以下」(22.7%)が多くなっていました。
「601~800円」(14.7%)、「801~1000円」(17.4%)、「1001~1200円」(7.7%)も一定の購入意向があり、1200円以下の価格帯合計では92.3%となっています。
1200円を超えると選択率は急激に低くなりますが、1200円超の価格帯合計では7.7%と一定の割合はキープ出来ているようです。
どんな恵方巻を買うか?(複数回答可)
恵方巻を購入すると回答した546人を対象に、どんな恵方巻を購入するか質問したところ、トップは「普通の恵方巻」で58.4%、2番手は「海鮮恵方巻」で51.5%となっていました。
普通の恵方巻は、干瓢・椎茸・卵焼き・キュウリ・桜でんぶ等が具材として使われることが多いですが、食欲をそそられるようなものでもないですね。
一方、海鮮恵方巻はマグロ・サーモン・とびっこ等が具材として使われることが多く、普通のお寿司の感覚で食べられますね。
サイズとしては、10cm程度のハーフサイズが55.7%、20cm程度のレギュラーサイズが52.4%と、この2サイズが人気を二分しています。
レギュラーサイズを丸一本食べきるのも大変ですから、ハーフサイズくらいがちょうど良いのかもしれません。
恵方巻は予約するか?
恵方巻を購入すると回答した546人を対象に、恵方巻を予約するか質問したところ、予約すると回答した人は23%に留まりました。
年代別に見てみると、29歳以下の方の予約率が高くなっていました。Z世代は環境への意識が高いと言われていますが、予約することで恵方巻の廃棄を削減しようという考えもあるのかもしれませんね。
恵方巻以外に食べるものは?(複数回答可)
節分らしいことをすると回答した930人を対象に、恵方巻以外に何を食べるか質問したところ、当然ですが「大豆(福豆・福茶)」が50.5%とトップでした。
節分の行事食である、「いわし(つみれ汁)」も19.6%で2番手につけています。
3番手には恵方巻ロールケーキ等のスイーツがつけており、恵方巻を買うついでに購入するのだと思います。
4番手には「けんちん汁」(9.8%)がランクインしていますが、主に関東で節分に食べられています。
6番手には「小豆」が入っていますが、赤は魔除けの色であり、赤い色をした小豆は豆まきに使われていたこともあるそうです。
豆まきはするか?
節分らしいことをすると回答した930人を対象に、豆まきをするか質問したところ、豆まきをする人は6割となっておりました。節分といえば豆まきするものだと思っておりましたが、思いの外多くはなかったです。
豆まきをする人563人を対象に、どんなものをまくのか質問したところ、地域別に大きな差が出ました。
北海道や東北、甲信越・北陸は落花生という回答が多かったです。地面に落ちても、殻をむけば食べられますから、福豆をまくより良さそうです。
福豆をまく人も、枡などの容器に入れてまく人もいれば、小袋の福豆を小袋のまま撒く人もいます。小袋に入れたまま撒けば、地面に落ちても大丈夫ですね。
ひいらぎいわしを飾るか?
ひいらぎいわしを飾る人は、わずか11%となっております。
トゲトゲした葉が特徴のひいらぎは鬼が嫌いな植物であり、いわしのにおいも鬼は嫌うそうで、ひいらぎいわしには魔除けの効果があると言われています。
いわしの頭の部分にひいらぎの枝を刺して玄関の外に飾りつつ、いわしの身は行事食として食べるそうです。
当記事で使用したアンケート
当記事は以下のアンケートを元に作成しました。
出所:食の総合情報サイト ぐるっぱ(https://www.guruppa.jp/)
アンケート名:節分についてのアンケート2025
調査方法:インターネット調査
調査対象:日本全国 男女
調査期間:2025年1月15日~1月21日
有効回答者数:1,734人
いかがでしたか? アンケート結果を見ると、驚きや新たな発見がありますよね。
ぐるっぱ事務局では、今後も定期的に食や生活にまつわるアンケート結果を掲載していく予定です。
なお、本記事に掲載されているグラフは、「食の総合情報サイト ぐるっぱ」より転載した旨をご記載下されば、有償提供される物への使用を除き、個人・法人問わず無料でご利用頂けます。
最後までご覧下さり有難うございます。次回も宜しくお願いします。
関連記事:アンケートを取ってみた「節分」2024年
(https://www.guruppa.jp/blog/detail?blog_id=1191)

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