
アンケート事例「バレンタイン」2025
「ぐるっぱ」では、年間催事や旬の食・酒についてのアンケートを取っており、結果の一部を記事にして公開しております。今回は「バレンタイン」についてのアンケート結果をご紹介いたします。 なお、当記事は参照元アンケート回答者の中から20~70代女性を抽出した結果について記載しています。 男性や20歳未満の女性、80歳以上の女性は除外していますので、ご了承下さい。 それではご覧下さい。
バレンタインにチョコを用意した/する人の割合
抽出した20~70代女性(n=1086)を対象に、バレンタインにチョコを用意したか/するか質問した結果が上図です。
全体では2024年・2025年とも52.7%の人がチョコを用意した/すると回答しています。
20代(n=37)や30代(n=100)といった若い年代が、高い割合でチョコを用意した/すると回答していますが、今年は昨年よりチョコを用意する人の割合が下がっています。
40代(n=225)・50代(n=347)・60代(n=261)は5割前後がチョコを用意するとのこと。
70代(n=116)は前年43.1%だったのが、今年は53.4%と約1割増加しています。
バレンタインにチョコは手作りか、既製品を購入か?
バレンタインチョコを用意した/すると回答した人(n=572)を対象に、バレンタインチョコは手作りなのか既製品を購入なのかを質問。
2025年の結果で、全体では8.9%が手作り、84.8%が既製品を購入、6.3%が手作りするし既製品も購入すると回答しています。
手作り率を年代別にみると、20代(n=25)は20.0%、30代(n=61)は19.7%と若い年代ほど高くなっています。40代(n=115)は12.2%、50代(n=188)は8.5%と1割前後、60代(n=121)は2.5%、70代(n=62)は1.6%と、60代以上になるとバレンタインチョコを手作りする人は、ほとんどいなくなります。
バレンタインチョコの購入場所は?(複数回答可)
バレンタインチョコは「既製品を購入」「手作りと既製品の購入の両方」と回答した人(n=519/n=521)を対象に、バレンタインチョコの購入場所を質問。
2025年の数値では、最多回答「スーパー」は45.9%、2番手「百貨店」は35.9%、3番手「専門店」は20.7%、4番手「ネット通販」は15.9%、5番手「高級スーパー」は9.8%となっていました。それ以外の業態は5%前後となっています。
他の食品についてのアンケートで購入先を質問した場合は、「スーパー」と回答する人は6~8割はいらっしゃいますが、バレンタインチョコだと「スーパー」という回答は低めに出るようです。
逆に「百貨店」は他の食品より高くでています(参考:恵方巻購入先で「百貨店」と回答した人は6.2%)。
大切な相手への贈り物ということで、高級路線を選ぶのでしょう。
本命チョコの税込価格は?
2025年で見ますと、買わない人は53.6%と前年より8.1%上昇しています。購入する人の中で最多回答は「1000円台」(13.6%)、次点は「2000円台」(9.8%)、3番手は「3000円台」(7.7%)となっています。
義理チョコの税込価格は?
2025年で見ますと、買わない人は54.7%と前年より4.6%上昇しています。各企業で虚礼廃止が進む中、義理チョコを購入する人は減ってはいますが、依然として高い割合です。
購入する人の中で最多回答は「401~600円」(11.3%)、次点は「1000円台」(7.7%)、3番手は「201~400円」(6.5%)となっています。
「401~600円」はスーパーやコンビニなどでよく見かける、中小菓子メーカーのバレンタイン専用品が該当しますね。前設問の本命チョコで「1000円台」が最多回答でしたが、義理チョコでも「1000円台」が2番手につけているとは意外でした。
低単価なチョコレートをラッピングしてバラ撒くという時代ではないようです。
友チョコ/世話チョコの税込価格は?
2025年で見ますと、買わない人は57.6%、購入する人の中で最多回答は「401~600円」(11.3%)、次点は「1000円台」(6.7%)、3番手は「201~400円」(5.6%)となっています。
傾向としては義理チョコに似ています。
家族チョコの税込価格は?
2025年で見ますと、買わない人は28.4%、購入する人の中で最多回答は「1000円」(20.5%)、次点は「2000円以上」(17.7%)、3番手は「401~600円」(12.3%)となっています。
買わない人の割合は、本命チョコ・義理チョコ・友チョコ/世話チョコと比べて低く、さらに高単価なものを購入している傾向です。
義理チョコや友チョコなど他人に配るよりも、家族にチョコを渡したい、または一緒にシェアして食べたいのでしょう。家族とシェアして食べるなら、高級なチョコレートが良いですよね。
自分用チョコの税込価格は?
2025年で見ますと、買わない人は53.9%、購入する人の中で最多回答は「2000円以上」(14.2%)、次点は「1000円台」(12.9%)、3番手は「401~600円」(6.0%)となっています。
買わない人の割合は、本命チョコ・義理チョコ・友チョコ/世話チョコと同程度となっています。
それらとの相違点としては、高単価なものを購入している点です。
自分へのご褒美に、普段は口にしないような高級なチョコレートを食べているようです。
バレンタインチョコの税込総額は?
2025年の最多回答は「2000円台」(16.9%)、次点は「3000円台」(16.1%)、3番手は同率で「5000円台」「1000円台」(13.8%)となっています。
前年は「3000円台」が19.3%で最多でしたが、2025年には3.2%減となっております。
一方、「10000円以上」は1.1%増、「5000円台」は1.7%増、「4000円台」は1.3%増となっており、より高い価格帯へシフトするとみられます。
当記事で使用したアンケート
当記事は以下のアンケートを元に作成しました。
出所:食の総合情報サイト ぐるっぱ(https://www.guruppa.jp/)
アンケート名:<女性限定> バレンタイン意向調査(2025年)
調査方法:インターネット調査
調査対象:日本全国 女性
調査期間:2025年1月27日~2月22日
対象回答者数:1,086人(20~70代を抽出)
いかがでしたか? アンケート結果を見ると、驚きや新たな発見がありますよね。
ぐるっぱ事務局では、今後も定期的に食や生活にまつわるアンケート結果を掲載していく予定です。
なお、本記事に掲載されているグラフは、「食の総合情報サイト ぐるっぱ」より転載した旨をご記載下されば、有償提供される物への使用を除き、個人・法人問わず無料でご利用頂けます。
最後までご覧下さり有難うございます。次回も宜しくお願いします。

written by