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アンケートをとってみた~よく飲む嗜好飲料~

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よく飲む嗜好飲料(コーヒー・紅茶・緑茶など)に性年代ごとの違いはあるのか? 気になったので調査しました! 調査結果の中で、特徴的だったものをご紹介します。 ご覧の貴方が同年代の中で多数派なのか少数派なのか?他の年代はどうなっているのか? 年代ごとの違いを是非ご覧ください! (以下の各グラフは該当する性年代で「よく飲む」と回答した人の割合を表示しています)

アンケート
飲料

コーヒーは日本の国民的飲料!?(80.6%)

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今回のアンケートで最も回答率の高かったのはコーヒー。なんと回答者全体の80.6%が良く飲むと回答しています。
2位の緑茶の回答率が54.3%でしたので、圧倒的1位! 国民的飲料と言っても過言ではありません!
全性年代とも回答率は高いですが、注目したいのは30代以下。男女ともに回答率が他の年代より二段ほど下がっています。
2017年の新語・流行語大賞のトップ10に「睡眠負債」が選出されましたが、この頃から「質の高い睡眠」が話題となり、カフェインを敬遠する動きが見られました。
また、2019年に放送されたドラマ「サ道」が契機となって、若者主導でサウナブーム(サ活)となりましたが、サウナに入ると睡眠の改善が見られるという研究結果もあるそうです。
もしかしたら30代以下の世代は睡眠の質への関心が高いのかもしれませんね。

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地区別では、北関東の回答率が高くなっていました。筆者の故郷の群馬県には、サントリー榛名工場、ポッカサッポロフード&ビバレッジ群馬工場、UCC群馬工場、AGF関東工場など、缶やペットボトルのコーヒーを製造している工場が複数あります。そういう工場で働いている方やそのご家族は、自社製品をよく飲まれるのだと思います。
また、一般財団法人 自動車検査登録情報協会『自家用乗用車(登録車と軽自動車)の世帯当たり普及台数』(令和4年8月18日)によると、2022年3月末現在の都道府県別の自家用乗用車の世帯当たりの普及台数で、北関東3県ともトップ10に入っています。自動車を運転する方が多いので、運転中の眠気覚ましにコーヒーをよく飲むのかもしれません。

第2位は緑茶(54.3%)

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上述したように回答率が2番目に高かったのは緑茶で、54.3%の人が良く飲むと回答しました。年齢層が高いほど回答率が高い傾向があり、70代以上は男性67.9%・女性75.9%と非常に高い回答率となっていますが、一方で男性50代以下・女性40代以下では50%を下回っています。
なお、ほうじ茶の回答率は21.5%と緑茶よりは低いですが、30代以下の女性は緑茶との回答率の差が小さくなっており、若い女性から支持されています。

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第3位は紅茶(35.1%)

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2018年頃からSNSで投稿され始め、コロナ禍で一気に拡がった「ヌン活」(アフタヌーンティーを楽しむ活動)。
ホテルやレストランなどで豪華なスイーツと紅茶を楽しむ女性の投稿が、SNS上で数多く見受けられます。
全体の回答率は35.1%でしたが、女性はどの年代も4割程度と高くなっています。
なお、地域別では東京・南関東・近畿といった都市圏が多いです。

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第4位は麦茶(31.6%)

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回答率31.6%で麦茶が第4位にランクインしています。十数年前までは麦茶は夏の飲み物でしたが、今ではすっかり通年商品に。熱中症死亡者数が過去最多を記録した2010年以降、熱中症による救急搬送件数が2009年以前と比べて大幅に増加し、ノンカフェインでナトリウムやカリウムなどのミネラルを含んだ麦茶が水分補給に適していると注目されたことが要因です。筆者が子供の頃は暑い時期は6月中旬~9月上旬くらいでしたが、温暖化の影響で5月初旬~10月中旬まで気温が高くなっており、もういっそのこと通年で取り扱ってしまえという感じですね。

烏龍茶(15.2%)、ココア(13.4%)、ジャスミン茶(9.7%)

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烏龍茶は50代男性・60代女性を除き各性年代2割弱の回答率となっており、地区別の違いもあまりありません。

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ココアは30代以下か70代以上の回答率が他の年代より高めになっています。子供の飲み物というイメージがありますが、ココアに含まれる食物繊維やカカオポリフェノールの健康効果についてメディアに取り上げられたことから、70代以上にも飲まれるようになりました。

ジャスミン茶年代.JPG (86 KB)

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ジャスミン茶は、男性の回答率は低いですが、50代以下の女性、特に30代以下の女性の回答率が高くなっています。東京にお住まいの方の回答率が高くなっており、飲用される方の性年代・居住地が明確な嗜好飲料です。

使用したアンケートのご紹介とまとめ

今回の記事は以下のアンケートを元に作成しました。

出所:食の総合情報サイト ぐるっぱ
アンケート名:よく飲食するものの調査
調査方法:インターネット調査
調査対象:日本全国 男女
調査期間:2022年6月6日~2022年6月12日
対象回答者数:1,640人

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いかがでしたか? アンケート結果を見ると、驚きや新たな発見がありますよね。
ぐるっぱ事務局では、今後も定期的に食や生活にまつわるアンケート結果を掲載していく予定です。

なお、本記事に掲載されているグラフは、「食の総合情報サイト ぐるっぱ」より転載した旨をご記載下されば、有償提供される物への使用を除き、個人・法人問わず無料でご利用頂けます。